ステンドグラスの歴史は古く、作り方にも様々な種類があります。ここでは代表的な作り方を2種類ご紹介します。
ステンドグラスの作り方(ケイム方式)
工程.1 デザイン画を描く
縮小版をキャンパスに描いていきます。実際のサイズに拡大したときの寸法に間違いがおきないように注意を払いながら、色やデザインを描いていきます。
工程.2 原寸に伸ばし型紙を専用はさみでカット
ステンドグラス用の2枚刃のはさみを使い、型紙に必要な隙間をあけながらカットしていきます。
工程.3 型紙に合わせて、ガラスをカット
ガラスに型紙を当て、カットラインを引きます。
ガラスはそれぞれ色や模様が異なるため、デザイン画に適した部分のガラスを探していきます。ガラスをカットするときは、慎重に作業を進めていきましょう。
工程.4 ガラスを並べ全体チェック
カットしたガラスを並べ、完成イメージ通りパーツが揃っているかチェックします。
工程.5 ケイム（鉛線）をガラスに組み入れる
研磨したガラスに隙間なくケイムを組み入れていくことが、綺麗に作るコツです。ヘラやナイフ・釘など色々な道具を使いステンドグラスを組んでいきます。
工程.6 フラックスを塗りハンダ付け
ステンドグラスが組み上がったら、フラックスを塗ってハンダの付けをすることでで、ステンドグラスとパネルが一体化します。
工程.7 パティーナで仕上げ
ケイムやハンダの部分は、そのままだと銀色に光って反射してしまいます。表面を綺麗に磨き、パティーナで表面の部材を染めていきます。
コパーテープフォイリング方式
工程1〜4はケイム式と共通になります。
工程.5 コパテープ(銅箔のテープ)を巻く
ガラスの小口にコパテープ(銅箔のテープ)を巻いていきます。
工程.6 フラックスを塗りハンダ付け
ステンドグラスが組み上がったら、フラックスを塗ってハンダの付きを良くします。ジョイント部分をハンダ付けすることで、ステンドグラスがパネルとして一体化します。
工程.7 パティーナで仕上げ
ケイムやハンダの部分は、そのままだと銀色に光って反射してしまいます。表面を綺麗に磨き、パティーナで表面の部材を染めていきます。
